FXで負ける人の特徴 ナンピンの功罪 その2

前回、ナンピンの危険性についてのお話をしました。具体的な事例を使って解説しているので、まだお読みでない方は前回分からお読みください。

ドル円が100円で建てた1万ドルの買いポジション。そこからさらに円高が進んで90円になったとしたら、そこで単純に10万円分の損失が出ているはずです。ここで我慢しきれなくなってロスカット・・・ではなく、ナンピンを入れたとします。90円で再び1万ドルの買いです。これで95円で2万ドルを購入したことになります。

ここでドル円が90円で下げ止まるのであれば、ナンピンは成功です。しかし、頭に来ている状態でキリが良いからと買いを入れたとしたら、悪夢はまだ続く可能性大です。90円で入れた買いポジションも虚しく、さらに円高が進んだとしましょう。次なるポイントは85円、この時点で想像しただけでも悪夢ですが、最初のポジションで15万円の含み損、次のポジションで5万円の含み損です。合計すると20万円もの含み損が出ている状態になります。投資金の規模によっては、この時点で強制ロスカットになる人が出てくるかも知れません。それを避けるために証拠金を追加する人もいるでしょう。

こうなってしまうと、さらなる悪夢の始まりです。もうやめてくれー!と言わず、次回もぜひお読みください。




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